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会社案内レポート
自動車業界専門のホームページ制作・システム開発を行う
シナジーデザイン株式会社・マーケティングチームです。
「ホームページをもっと効果的に使いたい…」
という悩みを持つホームページ担当者さんは数多くいらっしゃると思います。
そこで今回から計3回に分けて、
「整備工場のホームページ担当者さんが押さえておきたい3つのポイント」に
ついてご紹介していきたいと思います。
「今のホームページは効果が出ないから別の業者に乗り換えるぞー!」と、
リニューアルしたものの、新しいホームページでも効果が出ない…。
そんな負の連鎖から抜け出すには、
ホームページ集客の基礎知識を身につけておく必要があります。
必要な知識がないまま表面のデザインを書き換えるリニューアルを繰り返しても、
結局、同じ失敗を繰り返してしまうだけです。
今回ご紹介する内容は、
全国約1070社の整備工場さんのホームページ集客をお手伝いしている経験から
導き出した「生きた情報」ばかりです。
※2024年9月26日現在
ホームページ担当者さんなら最低限身につけておきたい「ホームページ集客の基本」をおまとめしたので、ぜひ 最後までお読みください。
1. 整備工場のホームページ担当者さんが押さえておきたい3つのポイント(Vol. 1)←今回ココ!!
2. 整備工場のホームページ担当者さんが押さえておきたい3つのポイント(Vol. 2)
3. 整備工場のホームページ担当者さんが押さえておきたい3つのポイント(Vol. 3)
まずは、ホームページ導入において最も重要な「ホームページの導入目的を明確化する」
ことからご説明していきたいと思います。
そもそも、ホームページを導入する目的は何でしょうか?
・「車検の入庫台数を増やしたい」
・「中古車販売に力を入れたい」
・「取引先からの信用を得たい」
など様々な目的が考えられます。
しかし、ホームページで成果を出すには「センターピンをどこに立てるのか?」を事前に明確にしておく必要があります。
1)車検の集客サイト→車検の予約獲得
車検のWEB集客を目的としたホームページです。
コンテンツの例としては、車検の「料金」や「実績」、「特徴」などが用意されていていることが多く、 予約フォームからは車検予約までしていただける仕様です。
よって、ホームページの出口としては「車検予約」となります。
2)会社パンフレットとして使いたい(コーポレートサイト)
会社の事業案内や取り組みを知っていただくことを目的としたホームページです。
一般的には取引先や顧客に「安心」、「信頼」を感じてもらえるような広報的な内容がコンテンツの中心です。
ホームページの出口としては「安心・信頼の獲得」となります。
3)求人専用のホームページが欲しい(求人用サイト)
WEBから求職者の応募を獲得することを目的としたホームページです。
よくある使われ方としては、求職者向けのポータルサイト等からの着地ページに使われるケースが多く、社員紹介や研修カリキュラム、キャリアプランニングに関するコンテンツ等が用意されています。
ホームページの出口としては「求職者からの応募獲得」となります。
ホームページの導入目的として3つの例を挙げましたが、それぞれ「出口が異なる」ことにお気付きいただけたかと思います。
目的を達成するにはプラン(計画)を立てて、実行しながら評価・改善に取り組む必要があります。(PDCA)
出口が異なればもちろんプラン(計画)も異なります。
ホームページ集客がうまく行かない例として、このプラン(計画)が異なることに気づかないまま進めてしまい、結果的に失敗してしまうといったパターンがよくあります。
次にご紹介するのは、集客が目的の場合に気をつけなければいけないポイントです。
いざ、ホームページを作るぞ!となった時に開かれる会議の一コマとして、
社長:「とりあえず、車検の入庫台数を増やしたいなー!」
社員A:「社長、板金塗装の入庫も最近減ってますよ…。ついでに、板金塗装の内容もホームページに含めたほうが良いのでは?」
社員B:「いやいや、待ってください!今月の目標にもあるように、中古車販売も始めたばかりなので、一緒にホームページに盛り込んでください!」
と、こんな感じに
どんどんホームページに含める
「メニュー数」が多くなってしまうケースがあります。
実は、ココに失敗する原因が潜んでいます!
ホームページ集客に成功している整備工場さんのホームページを分析すると、
ある共通点が見えてきます。
その共通点とは
「ホームページに含めるメニュー数を絞っている」
という点にあります。
では、なぜホームページ内のメニュー数は絞った方が効果が出やすいのか?
を、3つの理由に分けて説明していきます。
まずは1つ目の理由ですが、
ホームページ集客で最も重要な
「アクセスを集めること」において有利に働く点が挙げられます。
実際に検索することで、
ひと目で理由をお分かりいただけるかと思いますので、
実際に検索してみましょう。
Googleを使って検索してみましょう!
日頃お使いになられているブラウザから、まずはGoogleを開いてください。
次に、Googleの検索窓の中に「横浜市 車検」と入力して検索してください。
すると、画像のような検索結果が表示されます。
検索結果をご覧いただくと、
上位に表示されたほとんどのサイトが、
「車検の専用サイト」であることに、お気づきいただけるかと思います。
特に、車検のようなライバルが多いメニューは、
メニュー数を1つに絞った専用サイト作りが必須です。
※メニューを絞ることで専門性が高まり、結果的に検索エンジンに好まれやすいホームページに仕上がります。
検索エンジン対策(SEO)に取り組んだ結果、
アクセス数は徐々に増えてきたけど、
お問合せがなかなか増えない…。
そんな時は「離脱数を減らす」取り組みが必要です。
例えば、「車検を頼める整備工場を探したい!」と思って、
インターネットで「車検 〇〇市」と検索したユーザーにとって知りたい情報とは、
1)車検の料金
2)車検の実績
3)車検の特典
等のコンテンツではないでしょうか?
それなのに、いざホームページを開いてみると、
車検以外の「板金塗装」や「中古車販売」の情報が掲載されていては、
「知りたい車検の情報が探しにくいな…。」と、
違うホームページに逃げられてしまう可能性が高まります。
一般的に、ファーストビュー(ページを開いた時、スクロールせずに見える一番最初の範囲のこと)を見て
スグにページを離れるユーザーの割合は50~70%以上と言われています。
「パッと見ただけで、ユーザーは瞬時に読むか読まないかを判断している」ことが、
上記のデータから見てもお分かりいただけるかと思います。
ホームページ内に複数のメニューを出すことで、
ユーザーによっては「使いにくいサイト」と判断されてしまう可能性がある
ということを覚えておきましょう。
最後に3つ目の理由ですが、
先にホームページ集客に取り組んでいるライバル企業のホームページより
「情報量で上回りやすくなる」ということが挙げられます。
例えば、ライバル企業のホームページには、
既に鈑金塗装に関するページが30ページ用意されていたとします。
そこでライバルに負けじと、毎週1ページずつホームページに記事を増やしていくことを戦略として決めました。
・鈑金塗装 以外のメニュー数が3つある場合
→ 鈑金塗装のページ数が31ページになるには31ヵ月もの期間が必要
・メニューを鈑金塗装1つに絞った場合
→ たった8か月で鈑金塗装のページ数が31ページ以上に到達 (23ヶ月も時短できる)
※鈑金塗装 以外のメニュー数が3つある場合は、毎週4つのメニューごとの記事をまんべんなく増やすことを仮定しています。
ご覧いただいた通り、
メニューを鈑金塗装の1つだけに絞ることで「情報量でライバルを上回りやすく」なります。
情報量でライバルを上回ることで、
より幅広いキーワードでのアクセスが獲得できるため、
結果的にアクセス数がアップします。
※1 弊社が管理する整備工場さんのホームページを解析したところ、
ページ数とアクセス数は比例傾向にあることが分かりました。
ページ数を増やすことで、より多くのキーワード(様々な車種や事例)に対応したページが作成されるので、
幅広いキーワードからのアクセスが獲得できるようになります。
こういった取り組みを「ロングテールSEO」と呼びます。
ホームページ集客において、戦略を立てることは非常に重要です。
ただし、精度の高い戦略を立てるには、
目的が明確化されていて、
かつメニュー数も絞られている必要があります。
例として、
車検メニューと鈑金塗装メニューでの戦略の違いをご紹介いたします。
・車検 → 専用サイトの立ち上げ + WEB広告の活用
・鈑金塗装 → 専用サイトの立ち上げ + 事例ページの追加
車検はWEB広告を活用しているライバルが多いメニューで、
大規模サイト(ポータルサイト)も数多く存在します。
また、検索キーワードがある程度 絞られている分、
ロングテールSEOが不向きなメニューとも言えます。
一方、鈑金塗装は「修理箇所」と「修理内容」の組み合わせが無数にあるので、
検索キーワードが絞り込みにくいメニューと言えます。
そういったメニューはロングテールSEOが向いているので、
修理事例などのページ追加がおススメです。
このように、
精度の高い戦略を立てるには「集客したいメニューを事前に決めておく」必要があります。
今回は、ホームページ集客の基礎の部分についてご紹介しました。
ホームページ集客においてしっかりとした土台作りはとても重要です。
いくら上物(デザイン)が立派でも土台がグラグラしていては成功しません。
既にホームページを導入されている整備工場さまも、
目的が明確に決まっていない場合や、メニューを出しすぎてしまっている場合は、
一旦立ち止まって見直してください。
また、これからホームページの導入を考えられている整備工場さまは、
今回ご紹介した内容を踏まえたホームページ作りに取り組んでください。
それでは、次回の記事のチェックもお願いします!
1. 整備工場のホームページ担当者さんが押さえておきたい3つのポイント(Vol. 1)←今回ココ!!
2. 整備工場のホームページ担当者さんが押さえておきたい3つのポイント(Vol. 2)
3. 整備工場のホームページ担当者さんが押さえておきたい3つのポイント(Vol. 3)
コラムを最後まで読み終えていただいた方は、
下記のチェック項目より実際のホームページの見直しをしてみてください。
ホームページの導入目的を紙に書き出しましょう!
1. ホームページの導入目的を書き出してみよう!
2. 自社の事業内容を書き出して、強み・弱みを分析してみよう!
3. 自社分析の結果を踏まえて、集客メニューを絞り込もう!
上記3点が決まれば、次は「コスト」と「戦略」を決めていきます。
戦略はかけれるコストによって大きく異なりますので、まずはコストから算出してみてください。
国内ディーラーさんの平均PL(損益計算書)の構造
- 原価:81.2%
- 販促費:15.9%
- 営業利益:2.9%
販促費は約16%を占めているようです。
※厚生労働省 日本自動車販売協会連合会「自販連会員総合調査報告書」より
2016年媒体別広告費割合
- 新聞:8.6%
- 雑誌:3.5%
- ラジオ:2.1%
- 地上波テレビ:29.2%
- 衛星メディア関連:2.1%
- インターネット広告費:20.8%
- プロモーションメディア広告費:33.7%
プロモーションメディア広告費は、屋外広告やDM、チラシなどをトータルしての割合です。実質、インターネット広告費は、地上波テレビに次ぐ2番目にコストが割かれている巨大メディアです。
ちなみに、クルマ業界で馴染み深い「折り込みチラシ」は、インターネット広告費の46.7%に留まっています。
また、「DM」に関しては、インターネット広告費の37.2%止まりです。
※プロモーションメディア広告費は、2012年(平成24年)との比較で97.5%と
2.5%シェアが縮小しています。逆にインターネット広告費は、2012年(平成24)との比較で105.6%と5.6%シェアが拡大しています。(WEBシフトは確実に加速している)
※ 電通「日本の広告費」(http://www.dentsu.co.jp/knowledge/ad_cost/)より
デキテルTOPへ>>
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